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【業務改善事例】請求書の発行

業務フロー診断士(自称)の税理士の菅野です。

私の業務改善コンサルティングとは、業務フローを変更することによって、劇的に業務改善をすることではなく、現状の業務フローを工夫することによって、業務効率を改善することを目指しています。

今日は、私の業務改善コンサルティングとしての実例を、説明したいと思います。

業務改善 事例

相談者

従業員1名の建設業の法人
請求先 月平均10社

相談内容

毎月月初に行っている請求書発行と会計処理の業務フローに時間がかかっている。


問題のあるフロー


①前月の工事の請求金額を集計。
②請求先毎にエクセルファイルを作成し、請求月シート別に集計した金額を記入。
③その請求書の控えに基づいて、以下のような仕訳で会計システムへ転記。


借方科目 金額 貸方科目 金額
売掛金【A社】 13,700円 売上 13,700円
売掛金【B社】 53,800円 売上 53,800円
売掛金【C社】 36,100円 売上 36,100円


業務フローイメージ






問題点

今回着目した点は、以下のように、請求データを請求書にも会計ソフトにもそれぞれ入力をしていることです。

ポイント①
取引先毎のエクセルファイルを作成し、請求月毎にシートを作って請求書を作成している。


ポイント②
その作成した請求書に基づいて、取引先毎の仕訳を入力している。


改善内容

着目した点を元に、以下のような改善策をご提案しました。

請求書ファイルの形式を変更
ポイント①の請求データの作り方を、一覧表形式で入力するよう変更しました。

➡それにより、請求データをそのまま仕訳として会計システムに取り込むなど活用することができます。





請求書発行の仕組みを変更
一覧表形式で作った請求データに「請求書番号」を振っておき、別シートの取引先に提示する請求書の雛型に「請求書番号」を入力するとその請求データ(金額や請求先の会社、請求月など)を呼び出せるようにしました。

➡それにより、取引先に送付する請求書も毎回作成する必要がなくなり、作業時間も大幅に短縮することができました。




まとめ

いかがでしょうか。

「言われてみればその通り。」と納得していただけたかと思います。

しかしながら社長は、営業や仕事をしながら事務もこなしているため、事務手続きについて、立ち止まって考える余裕もなく、請求書を作って、会計ソフトに仕訳を入力するような、2つの作業をしていました。

このように、作成した請求書のデータをうまく活用することにより、細かい作業ではありますが、2度手間がなくなり業務の効率化することができました。

私の業務改善コンサルティングとは、業務フローを大きく変更せずに、工夫によって改善できるところを改善することです。

貴社の業務フロー診断は、無料ですのでもしご興味がありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡よろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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